Japanese | |
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Title | アミオダロンのセラピーについて |
Subtitle | 特集 第6回循環セラピューティック・フォーラム シンポジウム「最新の不整脈治療をめぐって」 |
Authors | 笠貫宏 |
Authors(kana) | |
Organization | 東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 18 |
Number | 2 |
Page | 165-168 |
Year/Month | 1997/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | AmiodaroneはVaughan Williams分類のIII群に属する抗不整脈薬である. その歴史は古く, 1962年, ベルギーで狭心症治療薬として合成され, 1970年以降は抗不整脈薬として注目されている. 欧州各国では広く実用化されていたが, 米国では1985年, 他薬物無効の致死的心室性頻脈性不整脈のlast choiceの薬物として承認されている. それは, 本薬物の特徴が, VT/VFによる突然死の強力な予防効果を示す一方, 副作用発現頻度が高く, かつ致死的な心外性副作用を惹起することによる. しかし, 本薬物はすでに世界80ヵ国で発売されており, 図1のごとく欧米での売り上げ状況は増加し, 特に米国では1989年以降急激に増加している. それは, CAST(Cardiac Arrhythmia Suppression Trial)1)の衝撃的な結果によると考えられる. すなわち, 心筋梗塞後の心室性不整脈に対するI群抗不整脈薬は不整脈抑制作用を有したにも関わらず, 偽薬投与群よりも生命予後を悪化させるというものであった. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |