Japanese
Title血管内皮細胞機能と微小循環
Subtitle総説
Authors丸山征郎
Authors(kana)
Organization鹿児島大学医学部臨床検査医学
Journal循環制御
Volume18
Number2
Page179-184
Year/Month1997/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに -Endotheliologyという新しいパラダイムの誕生-」血管内皮細胞は多彩な機能を有した多機能性の細胞であることが判明してきて, Endotheliologyなる学問ジャンルを形成しつつある. これらで注目されているのは, 内皮細胞と血栓症, 動脈硬化の発生, 炎症・免疫, 癌の転移, 血管新生, DIC/MOF/SIRS, ショックなどとの関連であり, これらが内皮細胞を反応の「場」とした病態であるという視点が開けつつある. この内皮細胞を病態との関連で考える場合に重要な視点は, 1)内皮細胞が実に多彩な機能を有しているという事実(多機能性), 2)そしてその形態も機能も各臓器毎に異なっているということ(臓器間相違性), 3)その在り様が決して静的なものではなく, ダイナミックに変化するということ(流動性)4)血球や血管平滑筋細胞などと相互に連関しあっている(細胞間クロストーク), 等ということである.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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