Japanese
Title心筋梗塞患者の在宅運動療法における中枢効果に関する検討
Subtitle特集 シンポジウム(I)「運動療法で心機能は良くなるか」
Authors豊増功次
Authors(kana)
Organization久留米大学保健体育センター
Journal循環制御
Volume18
Number3
Page322-326
Year/Month1997/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」心疾患患者に対する運動療法の効果としては, 最高酸素摂取量の増加が一般的に認められている. その機序としては, 末梢循環動態の改善や骨格筋レベルでの代謝効率の改善などの末梢効果によるものが主体であると考えられている. 一方, 心収縮力や冠循環の改善など心機能自体に対する効果(中枢効果)については, いまだ明確な結論が得られていない. そこで心筋梗塞患者に在宅での運動療法を実施し, 運動療法がもたらす中枢効果について検討した. 「対象および方法」対象は本学第3内科に入院し, 心筋梗塞症と診断され, 無作為的に分類された運動療法群(以下T群)45例と対照群(以下C群)14例の計59例(男57例, 女2例)である. そのうち急性心筋梗塞症(発症1〜3か月)は47例, 12例は心臓リハビリテーションを行っていない例である. 平均年齢は51歳(31〜68歳)である. T群には退院時の生活指導と運動処方に基づく運動療法を実施した.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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