Japanese
Title急性心筋梗塞および冠動脈バイパス術後例における検討
Subtitle特集 シンポジウム(I)「運動療法で心機能は良くなるか」
Authors加藤理, 伊東春樹, 武山純一郎, 江藤陽子, 小林敏生, 野田宇一, 相良耕一, 青木啓一, 傳隆泰, 渡辺熙, 加藤和三
Authors(kana)
Organization心臓血管研究所
Journal循環制御
Volume18
Number3
Page327-331
Year/Month1997/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」運動療法により, 心疾患患者においても運動耐容能およびQOLの改善が認められている. 運動耐容能は, 心ポンプ機能のみでなく, 呼吸機能, 血管拡張能, 骨格筋ポンプ等により複雑に規定されるが, 運動療法の運動能改善に対する作用機序は未だ十分に解明されてはいない. 今回, 運動療法の心ポンプ機能への影響を調べる目的で, 急性心筋梗塞後および冠動脈バイパス術後の心機能回復について検討した. 「対象と方法」急性心筋梗塞(AMI)後症例35例(男34例, 平均年齢60.5±8.4(mean±S.D.)歳, 梗塞部位 : 前壁15, 下壁15, 後壁1, 側壁3, 心内膜下1), および冠動脈バイパス術(CABG)後症例28例(男26例, 平均年齢60.4±7.8歳, 平均グラフト本数2.6±0.7本)を対象とした. 各対象群を, 1)自転車エルゴメータによる運動療法施行群(T群 : AMI後18例, CABG後13例), 2)「心疾患のリハビリテーションシステムの開発に関する研究」班(戸嶋裕徳班長, 昭和55年)作成のプロトコールに従った廊下歩行によるリハビリテーション施行群(C群 : AMI後17例, CABG後15例)の両群に無作為に分類した.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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