Japanese |
Title | 心不全患者における運動中の心機能は運動療法により改善する |
Subtitle | 特集 シンポジウム(I)「運動療法で心機能は良くなるか」 |
Authors | 安達仁, 小板橋紀通, 直田匡彦, 中津川昌利, 富田智之, 磯部直樹, 櫻井繁樹, 外山卓二, 内藤滋人, 野上昭彦, 星崎洋, 大島茂, 谷口興一 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬県立循環器病センター循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 18 |
Number | 3 |
Page | 337-340 |
Year/Month | 1997/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「要約」慢性心不全患者に運動療法を行った場合の心機能改善効果について検討した. 対象は拡張型心筋症, 心臓弁膜症, 陳旧性心筋梗塞を基礎疾患にもつNYHA心機能分類IIからIIIの慢性心不全患者11名である. 運動療法を行ったEx群と, 行わなかったSed群とに分類した. 運動療法はAT(anaerobic threshold)レベルの有気的運動を3ヶ月間行った. 運動療法前後で心肺運動負荷試験を行い, 運動耐容能の指標としてATと最大酸素摂取量を, 運動中の心機能の指標として最高酸素脈(peak VO2/HR)とRCポイントにおける終末呼気二酸化炭素濃度(max PETCO2), および20watt負荷時の心拍数を, 安静時の心機能の指標として左室駆出率(EF)を検討した. EFは運動療法を行っても変化しなかった. ATはEx群では13.2±3.5ml/min/kgから15.5±1.1ml/min/kgと有意(p<0.05)に増加した. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords | |