Japanese | |
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Title | 新しいCa拮抗薬Felodipine |
Subtitle | 薬剤紹介 |
Authors | 大島茂, 谷口興一 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬県立循環器病センター循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 18 |
Number | 3 |
Page | 438-442 |
Year/Month | 1997/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」Ca拮抗薬は, 効果が確実で副作用も比較的少ないことから, 本邦においては高血圧, 虚血性心疾患などの治療において広く使用されている. 現在, 種々のCa拮抗薬が使用されているが, ここでは降圧作用も優れ, かつ血液レオロジーへの好影響も認められるCa拮抗薬felodipine(ムノバール(R)錠;日本ヘキスト・マリオン・ルセル株式会社)について, われわれの成績も含めて概説する. 「剤型および薬物動態」felodipine(図1)は1976年にスウェーデンのアストラ・ヘスレ社において合成されたジヒドロピリジン dihydropyridine(DHP)系のCa拮抗薬であり, 1錠中にfelodipine 2.5mgまたは5mgを含有する. felodipineは経口投与するとほぼ完全に吸収される. 血漿中未変化体濃度は投与後1〜1.4時間で最高値に達し, 消失半減期は1.9〜2.7時間である. なお, 本態性高血圧患者で検討した成績では, 血漿中felodipine濃度は投与後2.5±2.0時間で最高値に達すると報告されている1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |