Japanese
Title脳の蘇生における軽度低体温
Subtitle特集 第18回日本循環制御医学会総会ワークショップ5「心停止蘇生をめぐる諸問題」
Authors岡田一敏
Authors(kana)
Organization岩手医科大学医学部麻酔学教室
Journal循環制御
Volume18
Number4
Page501-505
Year/Month1997/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」低体温麻酔下の開心術の成績が実証しているように, 低体温が虚血の臓器を保護することが確認されてすでに半世紀が経過した1〜4). 最近, 心臓外科とは別に虚血に最も鋭敏な脳の保護または蘇生を目的とした低体温の活用が関心事となってきた3). 低体温が虚血の脳細胞を保護することは疑う余地はない. 治療のために脳を冷却することはすなわち全身を冷却することになり, それには低体温の病態生理に合致した管理が必要である. すなわち寒冷反応が生じないためには体温中枢と交感神経の抑制が必須である. 本論文では虚血の脳を低体温が如何に保護するか, 保護の目的のために如何に冷却するかについて述べる. 「低体温のあゆみ」低体温が虚血から臓器を保護することは, すでに50年以上も前から知られ, 当教室が中心になって行った1600例以上の低体温開心術がそれを実証している. しかし心臓外科領域では冷却による病態生理が十分理解討論されないまま低体温は危険であると誤った認識が先行浸透して低体温自体が廃れようとしている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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