Japanese
Title日本のEvidence-based Medicine
Subtitle巻頭言
Authors岡田和夫
Authors(kana)
Organization帝京大学医学部麻酔科学教室
Journal循環制御
Volume19
Number1
Page1-2
Year/Month1998/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
AbstractEvidence-based medicine(EBM)は深く, 静かにそして確実に地球規模の医療の中でその影響力を拡げてきているようである. これは直感や臨床経験ではなく, 臨床研究に基づいた客観的な事実をよりどころに医療行為を選択する手法である1). あくまで臨床データを参考にして患者にとって害よりも利益がすくなくとも期待できるかを判断することに主眼が置かれる. しかしこの関連データが文献にあれば必ず治療に根拠があるということにはならない. 研究論文の質を要求されての評価が, 例えばSackett2)の手法に従って質の高い論文だけを選別する能力が求められる. Lancet誌の1997年5月3日号3)によると, EMBASEで検索した雑誌のタイトル, 要約の中に「EBM」を含む論文の数が1996年の1年間で約100編であったのが, 1997年1月, 2月の2ヵ月間で450編を越えたと云う.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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