Japanese | |
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Title | 司会の言葉 |
Subtitle | 特集 第18回日本循環制御医学会総会ランチョンセミナー1「心不全治療の最前線」 |
Authors | 高野照夫 |
Authors(kana) | |
Organization | 日本医科大学集中治療室・第一内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 19 |
Number | 1 |
Page | 26-26 |
Year/Month | 1998/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 米国では200万人以上の心不全患者が存在し, 死亡率は1年で10%, 5年後では50%であると推定されている. 心移植が必要な重症心不全患者737例において1989年以前と1990年以降とを比較したところ, 1年間の死亡率は33%から16%へ, 突然死20%から8%に有意に低下したという. この理由として1990年以降はアンギオテンシン変換酵素阻害薬(ACE-I)の使用が第一選択とされ, その使用頻度は1989年以前の46%から1990年以降は86%と増加したこと, また1989年目らClass I群抗不整脈薬の使用が31%から7%へ減少し, それに代わってアミオダロンの使用が10%から53%へ増加したことをあげている. このように1990年以降はACE-Iとアミオダロンが積極的に臨床の場で用いられるようになり死亡率は著しく減少した. (J Am Coll Cardiol 26 : 1417-1423, 1995)一方, 急性心不全や慢性心不全の急性増悪の死亡率は依然として高い値を示している. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |