Japanese
Title心不全患者の麻酔管理
Subtitle特集 第18回日本循環制御医学会総会ランチョンセミナー1「心不全治療の最前線」
Authors真弓享久*1, 坂本浩*2
Authors(kana)
Organization*1北海道大学医学部麻酔学講座, *2心臓血管センター北海道大野病院麻酔科
Journal循環制御
Volume19
Number1
Page39-42
Year/Month1998/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract術前合併症としての心不全は, 術後心臓由来の単一死亡原因としては最大の危険(リスク)因子である1, 2). 術前の心不全は術後肺水腫の発生頻度を高める. さらに, 心筋梗塞を既往にもち心不全を有する患者の非開心術では術後の再梗塞発生率11%と報告されている3). 周術期の麻酔管理上問題となる心不全は, 術前合併症として有しているものと, 手術中から手術後に発生するものに分けて考える必要がある. ここでは術前より心不全を有する患者および手術中に心不全の発生が予見しうる開心手術患者につきPhosphodiesterase Inhibitor(PDE阻害薬)の使用を中心に述べる. 「心不全を有する患者の特徴」心不全は症候群であり, 発症原因が存在する. さらに心不全を増悪しうる高血圧, 糖尿病などの合併症を有することが多い. それらの疾患に対する長期間の複数の薬物服用, 心不全に起因する二次的臓器障害や低栄養, 貧血, 電解質異常, 脱水の合併, 心筋β受容体の親和性, 密度の低下のため, β受容体作動薬にたいする感受性が低下など, 術前に評価すべき課題が多い.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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