Japanese
Title橈骨動脈グラフトを用いた冠動脈バイパス術
Subtitle特集 第18回日本循環制御医学会総会ワークショップ1「Coronary Interventionの最前線」
Authors天野篤, 高橋明仁, 吉田成彦, 角南博, 中澤直
Authors(kana)
Organization新東京病院心臓血管外科
Journal循環制御
Volume19
Number1
Page59-63
Year/Month1998/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」1960年代に始まった冠動脈バイパス術(以下CABG)は手術成績の安定化のために手術手技や各種グラフトの変遷を経て, 1985年以降には内胸動脈使用により患者の予後が改善されるという事が明らかになった1). それ以後各種動脈グラフトが追従するようになり, 1995年以降は動脈グラフトを多用する事によって早期成績のみならず如何にして遠隔成績を改善させるかが追求されるようになってきた. 過去に開存率の不良から使用が断念されていた2, 3)橈骨動脈グラフト(RAG)がrevivalしたのは, 手術器機や技術の発達及び冠攣縮予防薬開発の結果ともいえる. 本邦でもCABGの手術成績が安定したのはここ10余年であり, 疾病の欧米化に伴い虚血性心疾患が急速に増加し, 術者の世代交代もあって動脈グラフトの普及が早まった. 本邦では当科を含めた数施設で1995年からRAGを導入したが, まとまった手術成績の報告は十分ではない.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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