Japanese
Titleシリコンバレーでの研究生活の紹介〜分子生物学的アプローチによる鎮痛機構の解明を目指して〜
Subtitle留学速報
Authors原澤克巳
Authors(kana)
OrganizationAnesthesia Service, VAPAHCS, Stanford University.
Journal循環制御
Volume19
Number1
Page119-121
Year/Month1998/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract北海道大学医学部麻酔学講座より一昨年の夏に渡米し, スタンフォード大学および隣接する退役軍人医療施設の麻酔科で主に分子生物学的実験に従事しております. この研究室はProfessor Mervyn Mazeによって主宰され, アドレナリン受容体の機能を解明することを介して体内の鎮痛機構についてより深いレベルで探究することを目的としています. 分子生物学的研究もその一部であり, 生化学的実験や行動学的実験とあわせて包括的に受容体機構を解明しようと努力しております. さて, 分子生物学的研究といっても麻酔科ではなじみのうすい分野だと思います. 例えば多くの薬は受容体を介して作用を発現すると考えられていますが, では実際にアドレナリン受容体がどのような構造をしてどの部位に薬が結合し, またどの様な機序で細胞内にメッセージを伝達して効果を発現しているか -これは表面上は理解されているかもしれませんが, そのほとんどはこれから解明されるべきことです.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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