| Japanese | |
|---|---|
| Title | カルベジロール(アーチスト(R)) |
| Subtitle | 薬剤紹介 |
| Authors | 安達仁 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 群馬県立循環器病センター |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 19 |
| Number | 1 |
| Page | 130-135 |
| Year/Month | 1998/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | 「はじめに」カルベジロールはドイツのべーリンガー・マンハイム社で開発されたα1遮断による血管拡張作用を併せ持つ非選択制のβ遮断薬であり1, 2), 本邦では1993年5月に第一製薬より商品名アーチストとして発売された. 当誌ではすでに1994年にカルベジロールの基礎的な内容について詳細に報告した3). しかしその後, カルベジロールに関する知見が集積するにつれて, 本剤は単に血圧を下げ, 心筋酸素消費量を抑制させる薬物ではないことがわかってきた. 特に動脈硬化および心不全に対する効果は特筆に値する. 近年の虚血性心疾患の治療法の進歩はめざましく, 特に冠動脈形成術を代表とするcoronary interventionの技術や器具の進歩はとどまるところを知らない. しかし, 常に臨床医を悩ませ, 未だ解決されていない問題の一つに再狭窄がある. 血管内皮細胞あるいは平滑筋細胞が増殖し, intervention後約3ヵ月で30%が再狭窄する. |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |