| Japanese | |
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| Title | 術中循環管理におけるアムリノンとミルリノンの使い方 |
| Subtitle | 特集 第18回日本循環制御医学会総会ワークショップ(3)「術中循環管理における強心薬, 昇圧薬の上手な使い分け」 |
| Authors | 小口健史 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 山梨医科大学医学部麻酔科学教室 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 19 |
| Number | 2 |
| Page | 165-168 |
| Year/Month | 1998/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | アムリノンとミルリノンはcyclic AMP分解酵素であるフォスホジエステラーゼ IIIを阻害することにより細胞内cyclic AMPの濃度を増加させ強心作用を発揮し, 同時に血管拡張作用も有する. 心筋細胞における作用機序としては, フォスホジエステラーゼ IIIの阻害により, 心筋細胞内のcAMP濃度が上昇し, プロテインキナーゼAの活性化を介して細胞内カルシウム濃度を上昇させ, 心筋収縮力が増大する. 本薬物の有用点としては, アドレナリン受容体を介さずに作用するため, Down regulationが起きている状態でも強心作用を発揮する点が挙げられる. また単一の薬物で強心作用と血管拡張作用を発揮でき, 心拍出量の増加と共に前負荷と後負荷の軽減が可能となることも特長の一つといえる. 術中循環管理における適応としては, まず心疾患を有する患者の非心臓手術における使用が挙げられ, 特に拡張型心筋症患者においては理想的薬物といえる1). |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |