Japanese | |
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Title | 司会の言葉 |
Subtitle | 特集 第18回日本循環制御医学会総会サテライトシンポジウム「循環不全の病態解明への新しい技術」 |
Authors | 山口徹 |
Authors(kana) | |
Organization | 東邦大学医学部附属大橋病院第3内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 19 |
Number | 2 |
Page | 170-170 |
Year/Month | 1998/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | このサテライトシンポジウムでは, 循環不全の病態解明への新しい手法について, 微小循環を中心に取り上げられた. 一口に循環不全と言っても, 多くの側面があり即答の難しい問題である. 微小循環不全となるとなおさらその病態は不明瞭で, 思い浮かぶ病態も人によりかなり異なると思われる. 循環器領域の微小循環不全と言われて思いつく病的状態は主要冠動脈に有意狭窄を有しない狭心症であるmicrovascular angina, 急性心筋梗塞における再灌流障害, 糖尿病, 心サルコイドーシスなどの特殊心筋疾患のmicroangiopathy, などであろうか. しかし通常の冠動脈疾患などでも微小循環系に解剖学的あるいは機能的な異常がないという証拠はない. 微小循環不全にアプローチする手法が確立されていないから分からないのである. 本シンポジウムでこのテーマが取り上げられたのもそのような理由からであろう. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |