Japanese | |
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Title | 司会の言葉 -技術革新に瞠目する- |
Subtitle | 特集 第18回日本循環制御医学会総会サテライトシンポジウム「循環不全の病態解明への新しい技術」 |
Authors | 清水禮壽 |
Authors(kana) | |
Organization | 自治医科大学麻酔科学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 19 |
Number | 2 |
Page | 171-171 |
Year/Month | 1998/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 第18回循環制御医学会総会のサテライトシンポジウムは総会の前日に「循環不全の病態解明への新しい技術」という題名の下に5つの新しい技術が発表された. 大動脈脈波の伝播速度が加齢や病態によってどのような変動を示すのかといった基本的な事項についてさえ我々の知識はあまりにも乏しい. 人工血管置換術後に, 生体血管と人工血管との接合部で脈波の伝播速度がどのように変わるかといったことは全く分っていないし, とくに注目もされていない. しかし, このようなことが生体血管と人工血管との力学的整合性を歪めて, 接合部の破綻を早める可能性のあることは否定できない. 将来は大動脈脈波の伝播速度や血流パターンなどを大動脈の任意の区分毎に測定することによって, 物理化学的特性のよりすぐれた人工血管が開発されることも期待される. さらに, どのような人工血管を用いれば後負荷と左室の整合性が最も効率よく保たれるかというアプローチも日常的に行われるようになるかも知れない. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |