Japanese
Titleニードル型CCDプローブ法による生体微小循環への応用 -腎微小循環を中心に-
Subtitle特集 第18回日本循環制御医学会総会サテライトシンポジウム「循環不全の病態解明への新しい技術」
Authors山本徳則*1, 久保田英司*2, 松田洋人*2, 林晃一*2, 田中啓幹*1, 仲本博*3, 小笠原康夫*3, 梶谷文彦*3
Authors(kana)
Organization*1川崎医科大学泌尿器科, *2慶應義塾大学医学部内科, *3川崎医科大学医用工学科
Journal循環制御
Volume19
Number2
Page172-178
Year/Month1998/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」腎循環の特徴は, 優れた制御性とともに機能的多様性を持つことである. その理由は, (1)濾過に関係の深い糸球体循環及びその前後に位置する輸入・輸出血管, (2)水及び電解質・アミノ酸その他の物質の再吸収と分泌に関係する皮質部尿細管周囲血管網, (3)尿濃縮に関係が深い髄質循環, (4)尿細管糸球体フィードバック系が存在することである. これらは, 腎微小循環との関連が深く, これらの病態を解析するためにも腎微小血管を直接可視化するニーズは極めて高い. これまで行われてきた腎微小循環の観察は大きく分けて(1)摘出灌流腎または単離糸球体輸出入血管標本を用いる方法と, (2)生体顕微鏡を用いた直接in vivo観察法に分けることができる. 後者のin vivo観察法では, 目的とする微小血管が観察可能な特殊な動物モデル(ネフロン表在化ラットモデル)か, 微小循環が可能なように標本に特殊な工夫を加えたモデル(水腎病モデル)が用いられてきた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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