Japanese | |
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Title | 循環調節ペプチド : 血管系細胞が産生する血管機能調節因子としての位置づけ |
Subtitle | 総説 |
Authors | 南野直人 |
Authors(kana) | |
Organization | 国立循環器病センター研究所・研究機器管理室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 19 |
Number | 2 |
Page | 196-203 |
Year/Month | 1998/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「緒言」循環調節因子あるいは循環調節ペプチドは, 腎臓, 副腎, 脳下垂体をはじめとする種々の組織で産生され, 血中を循環して標的組織である心臓, 血管などに至り, 血管収縮・弛緩, 心拍数増加をはじめとする広範な循環器系に対する作用を発揮する物質と定義することができよう. これは, 産生組織, 標的組織を循環器系より内分泌系に置き換えると, 「ホルモン」と同等であることが分かる. つまり, 血流を経て作用する生体内情報伝達物質のうち, 循環器系に作用するものを「循環調節因子」として区別しているといえる. しかし, 近年の急速な研究の進展はこれらの用語の境界を瞬く間に低くし, 近未来には完全に取り払ってしまうであろう. 10〜20年先には, 循環調節因子, ホルモン, オータコイド, サイトカインなどの概念は消滅し, 細胞間情報伝達物質としてまとめられ, 各物質の性質などによってのみで分類されるようになるかもしれない, と個人的には推測している. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |