Japanese | |
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Title | 循環系レオロジーの臨床 |
Subtitle | 講座 |
Authors | 谷口興一 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬県立循環器病センター |
Journal | 循環制御 |
Volume | 19 |
Number | 2 |
Page | 267-273 |
Year/Month | 1998/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「緒言」Rheologyとは, "物体の流動と変形に関する科学である", と定義したのは, Rheologyの創始者Binghamといわれている. Rheo(ρεω)というのはギリシャ語の流れるという意味で, 直訳すれば流動学, 漢字の本場である中国では流変学と訳されている. 流体力学と異なる点は個体の変形も取扱うことである. 生物を対象とする場合はbiorheologyと呼ばれるが, 狭義の場合(臨床領域)は生命のレオロジーと訳してもよいであろう. 循環系のレオロジーには, 血管のレオロジー, 心臓と心筋のレオロジー, および血液のレオロジーなどが含まれる. 血管のレオロジーにおいては, 血管構築の変形, 血管壁の粘弾性, 内皮細胞の動態などが取扱われ, 心臓のレオロジーに関しては, 心室の応力-歪み関係, 心室のstiffness, 心筋の粘弾性などが取扱われている. また, 血液レオロジーについては, 血液の流動特性, 血球の変形能, 血栓形成などが取扱われている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |