Japanese
Title不安定狭心症の病態と治療戦略-特に虚血の流血中マーカーについて-
Subtitle特集 セラピューティック・フォーラム シンポジウム:冠動脈疾患の病態と治療の最前線
Authors富田喜文*
Authors(kana)
Organization*日本医科大学第1内科
Journal循環制御
Volume19
Number3
Page359-364
Year/Month1998/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」不安定狭心症をはじめとするacute coronary syndromeの病態生理として, 粥腫の破裂・崩壊から血栓が生じ急性の冠閉塞に至るという機序が提唱されているが, その前段階として, 粥腫が増大し破綻の準備状態になっているということが予想される. このような粥腫の性状については血管内視鏡や血管内超音波法などの新しい画像診断によりその詳細が明らかになってきた. 一方で不安定狭心症では血液中の様々な活性分子が上昇することが報告されており, 発症機序の各段階においてそれら分子の血中濃度の上昇がどの程度病態に関与しているか, あるいはそれが診断治療の指標になるか否かを検討することが重要である(図1). 今回は, 幾つかのマーカーのうち, 特に不安定狭心症から心筋梗塞などの心合併症を起こす指標としてのtroponin-T, あるいは幾つかの増殖因子のデータについて述べる. 先に述べたように不安定狭心症において血中に様々な物質が増加することが報告されているが, 例えば凝固線溶系因子としてfibrinopeptide A, tissue factor, PAI-1, TATなど, 構造蛋白としてtroponin-T・I, さらにサイトカイン, 接着分子などの増加が報告されている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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