Japanese | |
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Title | 老年者の麻酔と血圧管理 |
Subtitle | 巻頭言 |
Authors | 細山田明義* |
Authors(kana) | |
Organization | *昭和大学医学部麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 19 |
Number | 4 |
Page | 481-481 |
Year/Month | 1998/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 高齢化社会を迎え, 病院を訪れる患者も老年者が年を追うごとに多くなってきている. 手術を受ける患者も, 高齢者が多い. 疾病の複雑さと共に高齢者は, 加齢による生理的変化に加え, 各種合併症を併発している場合が多く, われわれ麻酔科医は麻酔管理に苦慮することが多い. とくに術中循環管理には十分な配慮が必要である. 動脈硬化や虚血性心疾患, 糖尿病を合併している割合は非常に高く, 麻酔法, 麻酔薬の選択は慎重でなければならない. 循環系モニタリングの中心は言うまでもなく血圧測定であり, 通常は非観血的法で行われる. 患者の一般状態や手術侵襲の大小により, 観血的動脈圧測定, 肺動脈カテーテル挿入による中心静脈圧, 肺動脈圧, 心拍出量測定までのモニタリングが必要であり, 患者の安全を守る. 老年者に限らず, 動脈硬化や他の原因で高血圧症と診断され, 降圧薬を服用している患者は非常に多い. 降圧薬の開発により, 現在はβ-遮断薬, Ca拮抗薬, アンギオテンシンII変換酵素阻害薬など新しい降圧薬が普及している. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |