Japanese
Title司会の言葉
Subtitle特集 第19回日本循環制御医学会総会シンポジウム(I)「循環と呼吸のinteraction」
Authors稲田英一*
Authors(kana)
Organization*帝京大学医学部麻酔科学講座
Journal循環制御
Volume19
Number4
Page483-483
Year/Month1998/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract循環と呼吸は, 全身組織に酸素を送る両輪である. おのずと, 両者は機能的, 解剖学的, 機械的, また内分泌的にも密接な関係をもっている. 循環と呼吸の両輪が健常でなくては, 全身の酸素化もおぼつかない. 循環と呼吸の相互作用を理解することなしには, 呼吸循環器疾患の病態生理を理解したり, 理論だった治療法を施行することはできない. 心臓大血管と肺は胸腔内に位置している. 自然の呼吸や自発呼吸による胸腔内圧変化や, 肺循環系に対する影響により, 静脈還流だけでなく, 心室からの駆出も影響を受ける. 呼吸に伴う血圧変動を解析すれば, 静脈還流量, ひいては循環血液量の十分さの推定が可能になる. 陽圧呼吸により心臓の前負荷と後負荷の軽減が起き, さらに血液酸素化の改善や, 血管収縮を起こすような高二酸化炭素症が改善されることにより, 血行動態が改善される. 心不全患者において, 陽圧呼吸が治療的意味をもつ1つの理由である. 逆に, 高い気道内圧により静脈還流量が減少したり, 心室中隔の左室内腔への張り出しや, 心室コンプライアンス低下により, 心拍出量減少や低血圧が起こる場合もある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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