Japanese
Title急性心不全における肺うっ血の病態と治療に関する考察
Subtitle特集 第19回日本循環制御医学会総会シンポジウム(I)「循環と呼吸のinteraction」
Authors清野精彦*, 島井新一郎*, 早川弘一*, 竹田晋浩**, 池崎弘之**, 高野照夫**, 小川龍***
Authors(kana)
Organization*日本医科大学第1内科, **日本医科大学集中治療室, ***日本医科大学麻酔科
Journal循環制御
Volume19
Number4
Page492-499
Year/Month1998/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract急性左心不全は, 急激に発症する心臓ポンプ機能の低下と, これに対する代償不全であり, 肺水腫, 心臓喘息, 発作性夜間呼吸困難, 肺うっ血, 心拍出量低下, 心原性ショックなどの臨床症状で特徴付けられる. 急性左心不全における心拍出量配分の変化および神経内分泌因子の変化について検討し, さらに各種薬物治療ならびに人工呼吸管理の効果と心・肺連関について分析を加える. 「急性心不全における肺水腫の発症機序」肺毛細管と肺間質スペース間の体液交換は, 肺毛細管圧(Pc), 間質水力学的圧(Pint), 血漿コロイド浸透圧(πcap), 間質コロイド浸透圧(πint)により規定され, 血漿流量(Q)はStarlingの関係式:Q=K{(Pc-Pint)-σ(πcap-πint)}として表現される(図1)1). ここで肺毛細管内に血漿水分を保持するように作用しているのは, Pintとπcapであるが, Pintは陰圧であるので, πcapのみが肺水腫を抑制する方向に作用する. 臨床的には僧帽弁狭窄症, 急性心筋梗塞などでPcが上昇してπcapを上回ることにより肺水腫が発症する.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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