Japanese | |
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Title | 先天性心疾患術後の呼吸管理と循環 |
Subtitle | 特集 第19回日本循環制御医学会総会シンポジウム(I)「循環と呼吸のinteraction」 |
Authors | 羽鳥文麿* |
Authors(kana) | |
Organization | *千葉県こども病院麻酔科集中治療科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 19 |
Number | 4 |
Page | 504-508 |
Year/Month | 1998/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」集中治療管理を受ける小児患者の殆どは呼吸管理を主体とする治療が必要とされる. 一般的に呼吸と循環とは密接な関係を持つが, 先天性心疾患の小児, 特に新生児と乳児早期例では成人と異なる特有の問題点も存在する. すなわち, 生直後からの心血管系や呼吸器系の解剖学的生理的変化をはじめ, 先天性心疾患における心内シャントや流出路狭窄, 房室弁逆流, 術後の遺残病変等によって循環動態は変化する. また, 先天性心疾患では肺実質をはじめ気道系の異常も合併することも稀ではない. 呼吸による胸腔内圧や腹腔内圧の変化が循環に与える影響は成人の場合と同様にあるが, それぞれに変化を与える条件や, その結果は必ずしも一様ではない. 以下に症例を提示し, 先天性心疾患術後の呼吸循環管理に関する特徴の一部を記す. 「気管狭窄を伴った肺高血圧症」「症例1:F.Y.」日齢27日, 女児, 体重:3205g. 病名:大動脈離断症(B型), 心室中隔欠損症, 動脈管開存症. 手術術式:Subclavian flap及びパッチによる大動脈弓再建術, PDA結紮, 肺動脈絞扼術. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |