Abstract | 第51回日本胸部外科学会総会は, 東京女子医科大学教授・小柳仁会長のもとに, 平成10年10月2日から3日間にわたって, 東京国際フォーラムで開催された. 本学会は心・大血管, 肺, 食道の胸部主要臓器の3分野を糾合し, 日本の胸部外科に関する基礎的及び臨床的研究を推進してきた基幹学会である. 今回の第51回は, 小柳会長のお言葉を借りていえば「新しい次の半世紀に本学会としてどのような一歩を踏み出すかの意味の込められた学会であり, また, 心臓血管の今世紀の締めくくりをするに相応しい学術集会」であった. 海外からの招請講演者は10人で, 開会シンポジウム, シンポジウム3題, ビデオシンポジウム1題, パネルディスカッション3題が行われ, 口演数は353題, 口演全体の採択率は37%で4題の優秀演題が選出された. 心臓血管領域を中心に主なトピックスを紹介する. 開会シンポジウム;Less Invasive Cardiovascular Surgery-Is This an Advance?ではDr. CarpentierとDr. Gundry, Dr. WestabyがLess Invasive Cardiovascular Surgeryについて講演した. |