Japanese | |
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Title | 司会の言葉 |
Subtitle | 特集 第19回日本循環制御医学会総会 パネルディスカッション「術中の循環管理」 |
Authors | 武田純三* |
Authors(kana) | |
Organization | *慶應義塾大学医学部麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 20 |
Number | 1 |
Page | 35-35 |
Year/Month | 1999/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 血圧, 心拍数, 輸液などの「術中の循環管理」は, 麻酔科医の日常の主な仕事で, 麻酔管理そのものであるといえます. しかし, 何となく経験に基づいていたり, 理論的根拠が明確でないことも少なくなく, どの様に維持するかは, 古くて新しい問題と思います. かつて血圧は, 5分毎に聴診器を腕に当ててマンシェットのカフを膨らませて測定したものでしたが, 自動血圧計の出現によりすっかり様相が変わってしまいました. 自動血圧計ができた当時はまだ信頼性にも疑問があり, 我々も慣れていなかったことも手伝い, 必ず聴診法でも測定し, また測定するよう指導していました. しかし, 器械の機能が向上して信頼できるようになると, 麻酔科医が血圧を測定するのを放棄してしまいました. しかし, 本当に自動血圧計は信頼がおけるのでしょうか. 自動血圧計は時に異常な血圧の数値を突如示すことも稀ではなく, 装置の問題なのか患者側の問題なのか判断しかねることも少なくありません. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |