Japanese
Title(質問)小切開開心術の周術期管理について御教示下さい. -経食道心エコー法によるモニタリングを中心に-(東京都M・S)
Subtitle質疑応答
Authors中尾文弥*, 大西佳彦*
Authors(kana)
Organization*国立循環器病センター麻酔科
Journal循環制御
Volume20
Number1
Page125-126
Year/Month1999/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract近年の技術器材の飛躍的向上により心臓外科手術も安定した成績が得られるようになり, 付加価値が要求されるようになってきた. 低侵襲心臓手術(minimally invasive cardiac surgery ; MICS)は, 従来の胸骨正中切開に代わり, 必要最小限の切開に抑える方法で, その切開部位は胸骨上部もしくは下部の一部を切開したり, 傍胸骨を切開したり様々である. いずれの方法でも切開部位は従来に比べて小さく, 感染や胸骨し開などの合併症を軽減し, もちろん美容面でも利点がある. さらに早期離床や入院期間の短縮, 経費の削減などの効果も期待できる. 現在著者らの施設で行われている手術として, 心房や心室中隔欠損修復術, 単弁置換術などが挙げられる. 同じ小切開手術でもMIDCAB(minimally invasive direct coronary artery bypass ; MIDCAB)ではさらに人工心肺を使用しないという大きな長所がある. また, 最近では人工心肺を大腿動静脈よりカニュレーションすることにより, 内視鏡下に最小限の切開で手術を行うPort Accessも施行されるようになってきた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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