Japanese
Titleいかにうまく治療するか(内科の立場から)
Subtitle特集 第8回 循環器セラピューティック・フォーラム シンポジウム:肺血栓塞栓症の診断と治療
Authors丹羽明博*
Authors(kana)
Organization*武蔵野赤十字病院循環器科
Journal循環制御
Volume20
Number2
Page152-156
Year/Month1999/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」急性肺血栓塞栓症(以下PE)は診断困難な疾患の代表とされており, 30年間の剖検例に基づいた報告によると, 臨床診断ができずに剖検となったPE例は減少していない1)ことが指摘されている. しかも診断治療がなされなければ本疾患における病態の悪化は急速である. Tapsonら2)は発症から死亡に至る時間は1時間以内が11%, 2時間以内が43〜80%, 6時間以内が85%と述べている. また, Dalenら3)は診断例の死亡は約8%であるのに対して, 非診断例の死亡は約30%と高率であり, 救命のためには早期に診断治療を行うことが重要となる. また早期治療が適切に行われれば, 比較的速やかに本来の日常生活動作(以下ADL)に戻ることが通常である. PEの内科治療について自験例の成績に基づいて検討を加える. 「対象」対象は1985年1月から1998年5月の間に当院に入院し心エコー図, 肺動脈造影, 肺血流シンチ, ないし, 剖検にて診断されたPE50例(男21例, 女29例)である. 年齢は28〜93歳(平均64.3歳)で, 観察期間は1日〜123ヶ月(平均26.6ヶ月)である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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