Japanese | |
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Title | 虚血性心疾患における細胞死とアポトーシス |
Subtitle | 特集 シンポジウム(I)虚血とアポトーシス |
Authors | 竹村元三*, 藤原久義* |
Authors(kana) | |
Organization | *岐阜大学医学部第2内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 20 |
Number | 3 |
Page | 249-254 |
Year/Month | 1999/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」多細胞生物は, 細胞の増殖・分化の制御と同時に細胞の死を制御することで, その細胞社会の統一性のバランスを保持している. アポトーシスは細胞死の制御の重要な機構のひとつであり, 細胞増殖と対局の意味を有する. 従って, 一般的には増殖しないと考えられている最終分化細胞である心筋細胞においてはアポトーシスの関わりは少ないと思われていたが, 近年, 種々の心疾患の原因あるいは進行にアポトーシスが深く関わっていることを示唆する報告が相次いでなされ, 従来の細胞死に対する概念の変革が迫られている. 本稿では, まず細胞死の定義と問題点を整理する. 次に, 虚血性心疾患におけるアポトーシスの関わりについて, 現在までの報告と著者らの研究結果をまじえて紹介する. 最後に, この方面でのアポトーシス研究の問題点・展望について言及する. 「細胞死の定義と問題点」i)用語の問題点-アポトーシス, オンコーシス, ネクローシス-現在アポトーシスに対立する言葉としてネクローシスが通常使用されているが, このネクローシスという用語には以下のような問題がある. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |