Japanese
Title脳虚血-再灌流モデルにおけるFas介在性アポトーシスの発現
Subtitle特集 シンポジウム(I)虚血とアポトーシス
Authors城戸幹太*, 森士朗**, 立浪康晴*, 猪狩俊郎*, 岩月尚文*
Authors(kana)
Organization*東北大学歯学部附属病院歯科麻酔科, **東北大学歯学部第2口腔外科学講座
Journal循環制御
Volume20
Number3
Page259-264
Year/Month1999/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「緒言」虚血による脳神経細胞死にアポトーシスの関与が注目されるようになって久しいが1〜3), 未だその機序に関して不明な点も多い. 本研究においては, 虚血性脳疾患におけるアポトーシスの発現のメカニズムとその意義を解明する手がかりの1つとして, アポトーシスを誘導するタンパクとして知られているFasおよびFas ligand(Fas L)が4〜10), 虚血性脳疾患において関与しているかどうかについて, 機能的なFasの遺伝子を欠損しているMRL/MpJ-lpr/lpr(MRL/lpr)系マウス11)およびFas Lを規定する遺伝子を欠損しているMRL/MpTn-gld/gld(MRL/gld)系マウス12, 13)を用いて検討し, さらに, 脳梗塞巣に浸潤している好中球がアポトーシスを起こしているかどうか, 起こしているとすれば, Fas L-Fas系を介しているかどうかについて検討した. 「材料および方法」I. 実験動物 Jackson Laboratories(Bar Harbor, Maine, USA)由来の2か月齢の雌雄マウス, MRL/MpJ-+/+(MR/+)(正常コントロールマウス), MRL/lpr(Fas欠損マウス), およびMRL/gld(FasL欠損マウス)を用い, 東北大学医学部動物実験施設にて同施設の実験指針に準じて飼育・実験を行った13).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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