Japanese
Title肝虚血再灌流障害におけるアポトーシスの関与とその制御
Subtitle特集 シンポジウム(I)虚血とアポトーシス
Authors岩坂日出男*, 鵜島雅子*, 宮川博司*, 野口隆之*
Authors(kana)
Organization*大分医科大学麻酔学教室
Journal循環制御
Volume20
Number3
Page265-269
Year/Month1999/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「要旨」自然な細胞死であるアポトーシスは現在, 種々の病態形成に重要な働きをしていることが明らかになってきた. 肝臓においても肝炎や肝発癌などにアポトーシスが関与し, 肝でのアポトーシスの理解が病因の解明や治療に役立つようになってきた. これまで虚血再灌流障害は壊死による細胞障害のみが注目されていた. ラットを用いた肝の虚血再灌流障害モデルを作成し, 盲腸結紮穿刺敗血症モデルと比較すると, 再灌流部の肝組織でTUNEL陽性細胞が増加していること, またインターロイキン1βが増加し, アポトーシスのシグナル伝達系のcaspaseが活性化されていることが示唆され, さらに肝組織でのFasの発現が亢進していることが判明した. これにより肝虚血再灌流障害でもアポトーシスがその病態形成に重要な役割をはたしていることが示唆された. また生体防御に働く熱ショック蛋白質をあらかじめ誘導した後, 虚血再灌流を行うと, 障害程度が軽減され, TUNEL陽性細胞も減少していることが確認された.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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