Japanese
Title司会の言葉
Subtitle特集 シンポジウム(II)Mgの循環系への作用
Authors畔政和*
Authors(kana)
Organization*国立循環器病センター麻酔科
Journal循環制御
Volume20
Number4
Page371-371
Year/Month1999/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract私は, 1991年6月発行のJournal of Cardiothoracic and Vascular AnesthesiaにEditorialとしてMagnesium: Its Time Has Comeと書かれている文章1, 2)を読んでからイオン化マグネシウムに関心を持つようになりました. 心臓血管外科手術では, 利尿薬を使用することが多く低マグネシウム血症が一般的で不整脈の原因になっているというのですから, 重大な問題です. 過去に難治性の不整脈に悩まされ, 抗不整脈薬を使いすぎて心機能低下をきたした経験を思い出して, 調べる必要を強く感じました. 幸い, その当時, 心筋保護液としてマグネシウムを多く含んだSt Thomas's solutionを使用していたため低マグネシウム血症はありませんでしたが, もし, マグネシウムを含まない心筋保護液を使用しているとイオン化マグネシウムを測定しなければ危険ではないかと思いました. 循環器内科医の協力を得て, 病院緊急検査室にイオン化マグネシウム測定装置を購入しましたが, 麻酔関連学会などでは当時はさほど関心の高い事柄ではありませんでした.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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