Japanese
Title心拍数制御
Subtitle巻頭言
Authors笠貫宏
Authors(kana)
Organization東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所循環器内科
Journal循環制御
Volume21
Number2
Page139-139
Year/Month2000/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract30年前, CCUにおいて心電図モニターの前で一晩過ごした時, 22年前初めてHolter心電図解析器の前で日記を傍らにエディティングをした時, 私には急性心筋梗塞や日常生活の中で出現する不整脈よりも規則正しいリズム─洞調律─の神秘さに感動し, それが私の不整脈研究の動機づけとなった. 心臓は1秒約1回の頻度で一生, 例えば70歳まで拍動を続けると約20億回拍動を行う. その心臓拍動の原因は何かという問題への関心を最初に記載したのは, Hippocratesであったという. 心臓の内に一種の聖なる火が燃えている……と. 1664年willis以来, 17, 18そして19世紀と長い間, 神経原説が支配的であったが, 1754年Hallerにより筋原説が提唱され, 19世紀にはようやく筋原説が支配的学説となった. 1910年, 洞房結節が発見され, 1950年代には微小電位, 細胞内電極法の導入によりその探究は急速に進歩し, 洞房結節が心臓の歩調取りであり, その規則的な自発性脱分極(拡張期脱分極, ペースメーカー電位)が原因であることが明らかにされている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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