Japanese | |
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Title | 総論 |
Subtitle | 特集 第9回 循環器セラピューティック・フォーラム シンポジウム 大動脈瘤と大動脈解離の臨床〜適応と治療法〜 |
Authors | 谷口興一 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬県立循環器病センター |
Journal | 循環制御 |
Volume | 21 |
Number | 2 |
Page | 141-143 |
Year/Month | 2000/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」 大動脈瘤“aneurysm”の語源はギリシア語の拡大, 拡張を意味する“ανεηρζσμα”から由来したと考えられる. 病理学的には真性大動脈瘤と仮性大動脈瘤の2種があるが, 大部分は真性大動脈瘤である. 一方, 内膜に亀裂intimal tearを生じ, これがentryとなって, ここから血液が大動脈壁内に進入し, 中膜層で壁を剥離して解離腔を形成し, 真腔と解離腔を分離するのが大動脈解離である. 解離腔が末梢で再び真腔と再交通reentryし, ときに慢性化するものもある. 病因的には, 動脈硬化と中膜壊死が最も多く, 頻度は少ないが, 炎症性, 先天性, 外傷性などがみられる. 部位別にみると, 非解離性大動瘤については, 胸部が約75%であり, 腹部の大動脈瘤の約95%が動脈硬化性である. 大動脈解離についてみると, 約75%が動脈硬化, 約25%が中膜壊死であるという. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |