Japanese | |
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Title | 重症心不全治療における心臓移植の役割─我が国の状況と展望─ |
Subtitle | 総説 |
Authors | 松田暉 |
Authors(kana) | |
Organization | 大阪大学大学院医学系研究科機能制御外科(第1外科) |
Journal | 循環制御 |
Volume | 21 |
Number | 3 |
Page | 261-266 |
Year/Month | 2000/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」 ヒトでの同種同所性心臓移植は1986年南ア連邦でBarnardにより最初に行われ, 我が国でも翌年第一例目が行われたことは良く知られている. 世界ではその後10年以上の低迷期を乗り越え, 1980年代に入って急速に広まり, 現在では年間世界で約3500例にも達し, その累積数は4万例に達する1, 2). また, 重症心不全治療体系の中での心臓移植は治療選択上不可欠の手段として欧米では認識され定着している3). 一方, 我が国では第一例が実施されて以来30年を経て昨年やっと再開さればかりである. 心臓移植に関する基本的なことと, 再開された心臓移植のこれまでの経過, そして今後の展望について述べる. 「心移植の適応条件と審査過程」 心臓移植の適応疾患としては従来の治療法では救命ないし延命の期待がもてない重症心疾患で, (1)拡張型心筋症(DCM)及び拡張相肥大型心筋症, (2)虚血性心筋疾患, (3)その他, 日本循環器学会および日本小児循環器学会の心臓移植適応検討会で承認する心臓疾患である. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |