Japanese | |
---|---|
Title | 司会の言葉 |
Subtitle | 特集 第21回総会シンポジウムI 重症心不全治療の進歩 最新の薬物治療 |
Authors | 八田光弘 |
Authors(kana) | |
Organization | 産業医科大学第2外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 21 |
Number | 4 |
Page | 362-362 |
Year/Month | 2000/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 近年, 心臓移植の再開, バチスタの手術など難治性重症心不全に対する外科的なアプローチが本邦においても積極的に進められてきた. その一方で, 保存的な内科的治療の発展もめざましいのものがある. その双方が切磋琢磨し発展していく段階で, より明確な重症度と治療方針の選択, 外科内科の連携が急速に確立されているのが現状であり, いわばその過渡期でもある. その観点から, 今回のシンポジウムは, 多くの心不全患者を管理されている施設の代表者からの内科的治療の新しい試みと限界についてのご発表をいただいた. 重症慢性心不全に対する薬物治療については, 百村先生から, カテコラミン使用の考え方, 比較的新しいPDE阻害薬, β遮断薬, hANPの活用により, 従来の薬物では治療不能とされた重症心不全患者のQOLと生存率がかなり上昇したとの報告があり, また, 松田先生からはβ遮断薬カルベジロール治療の確立により, 従来の治療レベルとは格段の生存率の向上が見込まれるという報告がなされた. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |