Japanese
Title重症慢性心不全の内科的治療─β遮断薬とそれに続くもの─
Subtitle特集 第21回総会シンポジウムI 重症心不全治療の進歩 最新の薬物治療
Authors松田直樹, 遠藤陽子, 内田吉枝, 嶋村浩市, 島谷和弘, 志賀剛, 川名正敏, 笠貫宏
Authors(kana)
Organization東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所循環器内科
Journal循環制御
Volume21
Number4
Page372-376
Year/Month2000/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」 心不全の概念がポンプ不全から神経体液性因子を巻き込んだ全身疾患へと変遷し, その治療目標が浮腫とうっ血の除去から生命予後の改善へと変わる中, ACE阻害薬の有用性は広く認知され, β遮断療法も確立されつつある. 特に, 近年次々に発表される大規模臨床試験の結果は, β遮断薬が慢性心不全患者の予後を飛躍的に改善させることを示してきた1〜3). しかし, 重症例に対し, どこまでβ遮断薬を使用できるか, 効果が期待できるかは必ずしも明らかではなく, その予測も難しい. そこで, 重症心不全に対するβ遮断薬の有用性と限界, ならびに忍容性の予測について検討した. さらに無効例に対する内科治療について自験例を報告する. 「対象と方法」 ACE阻害薬, ジギタリス, ピモベンダン, 利尿剤を含む標準的な心不全治療によってもNYHA心機能分類III度またはIV度から1ヵ月以上改善しない慢性重症心不全66例を対象とした.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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