Japanese
Title司会の言葉
Subtitle特集 第21回総会 CPB Advanced Workshop 体外循環離脱困難症例に対する戦略
Authors畔政和
Authors(kana)
Organization国立循環器病センター麻酔科
Journal循環制御
Volume21
Number4
Page383-383
Year/Month2000/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract体外循環離脱困難症例に直面したとき, 心臓血管外科医のみならず麻酔科医や臨床工学技士などその場に居合わす全ての人が危機感を抱く. 離脱出来ない原因は, さまざまで, 迅速に判断をして対策を講じなくてはならない. 著者らの施設で1994年1月から1996年10月までの2年10ヶ月間に, 弁置換もしくは弁形成術を施行した431例中, 離脱に1度以上失敗したり, 再度体外循環に移行したり, 心マッサージを受けた症例は78例で実に18%にも及んでいた1). 通常の離脱困難症例の頻度は1%前後と言われる2)が, 著者らの施設の症例はその後順調に経過した症例を含んでいるので比較的多くなった. しかし, 当初は強い危機感を抱き対処しなければならない症例であった. この離脱困難に対して何らかの対策を講じることは, 正に戦略という言葉に相応しく, 心筋保護法が進歩し, 使用できる薬物が増え, 経食道心エコー法による手術の評価が出来るようになっても, 多くの人々が直面している事柄である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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