Japanese | |
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Title | 麻酔科医の立場から心機能評価, カテコラミンの選択 |
Subtitle | 特集 第21回総会 CPB Advanced Workshop 体外循環離脱困難症例に対する戦略 |
Authors | 新見能成 |
Authors(kana) | |
Organization | 帝京大学医学部附属市原病院麻酔科学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 21 |
Number | 4 |
Page | 388-392 |
Year/Month | 2000/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」 最近の手術, 麻酔, 人工心肺, 心筋保護などの進歩によって, 定型的な手術では比較的円滑に体外循環(CPB)を離脱することが可能となった. しかし, 患者の高齢化と術前リスクの増大, 難易度の高い手術の導入などにより, CPBの離脱が困難となる症例も依然少なからず存在する. 離脱困難の原因は, 低心機能, 手術結果の不良, 換気不良, 出血など多岐にわたるが, なかでも低心機能は心臓麻酔の日常臨床で最も多く遭遇する病態である. CPB離脱困難に直面したとき, 手術結果と心機能をどのように評価し, 結果をどのように判断し, そしてどのように治療を進めるかといった一連の戦略が必要となる. 本稿では, 心機能評価とカテコラミンの選択について述べる. 「心機能評価」 CPBを離脱するには, 十分な心拍出量と重要臓器を灌流できる灌流圧の双方が必要である. 例え十分な心拍出量があっても, 体血管が過度に拡張していれば必要な臓器灌流圧が得られない. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |