Japanese | |
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Title | 周術期心事故のリスクファクター |
Subtitle | 総説 |
Authors | 外須美夫 |
Authors(kana) | |
Organization | 北里大学医学部麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 21 |
Number | 4 |
Page | 405-412 |
Year/Month | 2000/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「周術期心事故の頻度」 1)欧米の周術期心事故(表1) 1970年代, Goldmanら1)は一般外科, 整形外科, 泌尿器外科の40歳以上の患者の周術期心臓死を1.9%と報告した. さらに1980年代, Fosterら2)は, 血管外科や開腹手術など比較的大きな手術における冠動脈疾患のない患者の心臓死は0.5%, 冠動脈疾患のある患者の心臓死は2.4%と報告している. 1990年の米国の前向き, 無作為(麻酔薬の選択に関して)の多施設研究の報告3)によると, 18歳以上の患者で全身麻酔下で待機手術を受けた17201人中19人が病院内で死亡し, そのうち心臓死は9人(うち1人が肺塞栓)であった. これからすると, 周術期心臓死は5例/1万の発生頻度である. 2)本邦の周術期心事故 日本麻酔学会手術室安全対策委員会は, 1998年11月に「麻酔関連偶発症調査1996」を発表した4). 調査対象は麻酔指導病院697病院で, 麻酔科管理手術のみの55万症例の分析である. 1施設の麻酔科管理症例の平均が約1700例であるから, 中大規模の病院に限られた統計である. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |