Japanese | |
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Title | 第38回日本人工臓器学会(循環器分野の話題) |
Subtitle | 関連学会印象記 |
Authors | 川合明彦 |
Authors(kana) | |
Organization | 東京女子医大日本心臓血圧研究所循環器外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 21 |
Number | 4 |
Page | 467-468 |
Year/Month | 2000/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 第38回日本人工臓器学会は三重大学矢田公大会長のもと四日市で9月27日─29日に開催された. 循環器領域の人工臓器に関する研究は, 心移植の再開に伴う補助人工心臓の臨床的位置付けの変化と細胞工学の急速な発展で活性化されているようである. Tissue engineeringは昨年から本学会のテーマのひとつとして加えられた. 東京女子医大の新岡らは, 生分解性ポリマーに自己血管壁細胞を播種しポリマー上で細胞培養を行うことによって自己血管壁によるシート, 導管, 弁付き導管を作成した. 動物実験ではポリマーが吸収された後の組織は血管構造をとり, 第VIII因子による免疫染色で内腔が内皮細胞で被覆されて, コラーゲンやエラスチンが産生されていることを認めた. この結果から臨床応用が開始され4歳の右肺動脈分枝狭窄の患者から末梢血管を3cm採取し10日間培養することによって自己血管シートを作成し狭窄拡大術に応用し良好な結果を得たと報告した. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |