Japanese | |
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Title | −司会の言葉−心房細動では一体何が起こっているのか |
Subtitle | 特集 第10回循環器セラピューティック・フォーラムシンポジウム「心房細動:発生機序と最新の治療」 |
Authors | 三田村秀雄 |
Authors(kana) | |
Organization | 慶應義塾大学医学部心臓病先進治療学講座 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 2 |
Page | 65-65 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 数ある循環器疾患の治療において, 不整脈の治療は切れ味の良さが取り柄で, だから不整脈を専門にしているという医者も少なくない. しかし中には患者が何年にもわたって悩み, それを治すべき医者も手をこまねいたまま, やはり何年も悩む, といった不整脈もある. それが辛抱再度, いや心房細動である. ところが前世紀も終わり近くなって, 2つの画期的進歩が不整脈治療の領域で見られた. 一つは薬物療法の反省であり, もう一つは非薬物療法の導入である. 抗不整脈薬については, Sicilian Gambitに基づく科学的な薬の見方, 選び方が提唱されつつある. 科学的とは, 不整脈基質の中からウイークポイントともいえる受攻性因子を探しだし, それを最も効率よく攻撃できる薬物を選択する, という考え方である. 当たり前のようでいて, これまであまり意識されなかった. そもそも何が受攻性因子なのかがわからないことが多い. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |