Japanese
Title総合討論
Subtitle特集 第10回循環器セラピューティック・フォーラムシンポジウム「心房細動:発生機序と最新の治療」
Authors三田村秀雄1), 池田隆徳2), 小田倉弘典3), 新田隆4), 高橋淳5)
Authors(kana)
Organization1)慶應義塾大学医学部心臓病先進治療学講座, 2)東邦大学医学部附属大橋病院第三内科, 3)仙台市立病院循環器科, 4)日本医科大学第二外科, 5)土浦協同病院循環器センター内科
Journal循環制御
Volume22
Number2
Page95-98
Year/Month2001/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract三田村 それでは総合討論を始めたいと思います. 今日の話を聞かれまして, 普段不整脈を専門にしていない先生方は, ずいぶんマニアックな世界だなというふうに思われたかもしれません. けれども, やはり心房細動という不整脈をターゲットにすると, そこまでやらないとなかなか退治できないという問題があります. そういう意味で, いろいろな角度から今日はお話をいただいたわけです. 今日のお話で幾つかのポイントがあったと思いますが, 一番話題になりましたのは心房細動の治療を考える時に, maintenanceの方, そしてinitiationにかかわる部分, どちらをターゲットにするかという問題です. maintenanceという場合には主にsubstrateと言われる心房全体の基質のこと, これが必ずしも均一性ではないわけですけれどもそういったことを考えるか, あるいはinitiationの方ですとトリガーとなっているものをどうするか, 実はそのトリガーも今度はmaintenanceにも関わってくるという話がありましたけれども, そういったところが心房細動の治療を考える場合のポイントになってきているような気がします.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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