Japanese | |
---|---|
Title | 酸素消費量モニタを利用した全人工心臓流量制御法の開発−生体の要求に応じた制御をめざして− |
Subtitle | 特集 第21回日本循環制御医学会総会 会長賞候補演題 |
Authors | 中村真人*, 本間章彦***, 高谷節雄*, 大内克洋*, 坂本徹**, 上所邦広巽英介***, 妙中義之***, 増澤徹**** |
Authors(kana) | |
Organization | *東京医科歯科大学生体材料工学研究所, **東京医科歯科大学医学部, ***国立循環器病センター研究所, ****茨城大学工学部, *****山形大学医学部 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 2 |
Page | 109-115 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに:全人工心臓の制御」長期, ないし永久使用を目的とした完全埋め込み型全人工心臓(TAH)は, 深刻な心移植のドナー不足を解消する一つの有望策である. アメリカでは, 電気駆動型TAHの臨床使用がいよいよ開始されようとしている. TAHでは, 自己心は機械式の血液ポンプで置換される. したがって, 生体の循環動態は, 生体自身の自律制御が利かない機械による血液循環に, 大きく委ねられることになる. 生体の要求とポンプ流量間にギャップが生じると, 少なすぎれば心不全, 多すぎても生体に害を及ぼすことが知られている1,2). しかも, TAHでの循環は長期におよぶ. したがって, ポンプ流量をいかに生体に合ったように設定・制御するかは, 非常に重要な問題である. また, 長期使用を目的としたTAHでは, 患者は病院から離れ, 社会復帰できなければならない. 活動量が多くなればなるだけ, 活動に応じて, 生体の血流要求量はダイナミックに変動するが, そのような状況下でも, 生理的な循環維持が要求される. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |