Japanese | |
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Title | 司会の言葉 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 早川弘一 |
Authors(kana) | |
Organization | 日本医科大学第一内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 2 |
Page | 117-117 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 本日の特別講演は「循環器疾患とカオス」という内容です. 個人的な話しで恐縮ですが, 1987年にPenguin BooksからJames Glick(科学史の著者として有名)が「Chaos」を出版し, 欧米ではたちまちベストセラーになったとの話を聞いたことがあります. ベストセラーになったのは, chaos:混沌〜無秩序と思われる現象は世の中にたくさん存在するが, 数学的に解析すると何らかの法則性が見出せるのではないかというもので, 新しい科学領域だとの評判を得たからというのが理由のようでした. 例えばニューヨークで蝶が舞うと, 北京で嵐になるといった気象学のカオス, その他天文学, 生物学のカオスについてGleickが, 当時のカオス学の最先端の研究者にインタビューしてその研究内容を素人に分り易く解説した本だとのニューズウィーク誌の紹介を読んだ憶えがあります. ぜひ本書を読んでやろうと思っていましたが, 忙しくて求める機会も読む機会がなかったところ, 1991年に新潮社から上田院亮監修, 大貫昌子訳の日本版が出ました. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |