Japanese | |
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Title | (質問)ベッドサイドで評価できる, また, カテーテル室で評価できる, いわゆる心機能の指標についてご教示下さい. |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 宍戸稔聡, 砂川賢二 |
Authors(kana) | |
Organization | 国立循環器病センター研究所循環動態機能部 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 2 |
Page | 147-150 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 心臓の主要な機能は血液を拍出する, いわゆる心ポンプ機能で, その基本は収縮能と拡張能にある. この収縮能と拡張能を理解するために, まず心室の圧−容積関係について解説する. 「圧−容積関係(Pressure-Volume Relation)とは」図1Aに示すように, 縦軸に左室圧, 横軸に左室容積をとり, 一心周期にわたりプロットすると反時計回りに回転する長方形型の軌跡が描かれる. 右下の点(a点)は左室充満終了点で拡張期末に相当する. ここから等容収縮により左室圧の上昇がおこり(等容収縮期), 右上の点(b点)で大動脈弁が開放し, 左上の点(c点, 収縮期末)まで駆出を行う(駆出期). ここまでの二つのプロセスがいわゆる収縮期に相当する. その後, 等容弛緩により圧は減少する(等容弛緩期). 左下の点(d点)で僧帽弁が開放し充満が始まり(充満期), a点に戻ってくる. この二つが拡張期に相当する. 前負荷あるいは後負荷を変化させ複数のループを描かせると, 図1Bのように各ループの左肩の点はほぼ直線を形成する. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |