Japanese | |
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Title | 血管リモデリング |
Subtitle | 巻頭言 |
Authors | 三浦傅 |
Authors(kana) | |
Organization | 秋田大学医学部第二内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 3 |
Page | 165-165 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 近頃ではリモデリングなる言葉もすっかりお馴染みとなっている. 一般的には, 臓器組織のリモデリング, つまり再構築によって形態, 機能とも改変され「適応」する状態を造り上げる場合もあるわけで, 直ちに「破綻」を意味しないにもかかわらず, 現状はリモデリング即悪者として扱われる. 個人的には納得いかないところではある. それはさておき, 血管リモデリングの概念は, 当初形態的に捉えられた. 即ち, 血管内腔および血管壁厚からみると, 大まかには血管内腔については狭小化するものから拡張化するものまで, および血管壁厚についてもひ薄化するものから肥厚化するものまでが, 絡み合った形で表現される. その原因としては, 血管の壁構成成分の量的・質的変動や内側を流れる血液成分の量的・質的影響があげられる. 1987年Glagovらは, 冠動脈の硬化性病変の始まりには粥腫の大きさに比例して当該動脈の全径が拡大し血管の内膜肥厚を起こすとともに, 外径にも肥厚が代償性に生じ内腔の断面自体は変わらない, 動脈硬化初期の代償性血管拡張現象を示した. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |