Japanese
Title内因性マリファナによる循環制御とその破綻の病態−エンドトキシンショツクの新規メディエーター−
Subtitle特集 第22回総会シンポジウムI ショック病態と臨床の進歩
Authors丸山征郎
Authors(kana)
Organization鹿児島大学医学部臨床検査医学講座
Journal循環制御
Volume22
Number3
Page168-170
Year/Month2001/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」ヒトの歴史は飢餓や怪我, 感染症との闘いであったので, 血糖維持, 止血, 感染防御の機構が非常に発達してきている. 即ち体内の多くのホルモンは血糖を挙げる方向の活性をもっており, 血糖を下げるホルモンはわずかにインスリンのみである. 止血に関しても, 止血にあずかる因子である血小板, 凝固因子類は実際に止血に必要な量の数倍〜10倍もそなわっており, その上質的にもビタミンK依存性の凝固因子(F.VII, IX, X, プロトロンビン)が活性化血小板表面で濃縮されて, 反応が増幅されるというカスケード反応となっており, 瞬時に止血を営むことができるようになっている. 感染に関しても, 自然免疫と獲得免疫という重層的な反応系となっており, 獲得免疫系ではありとあらゆる抗原に対して応答できるのみか, 一度応答した抗原は記憶して再度の刺激に対してはクイックに応答できる仕組みを備えている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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