| Japanese | |
|---|---|
| Title | 遺伝子多型からみた敗血症性ショックの病態 |
| Subtitle | 特集 第22回総会シンポジウムI ショック病態と臨床の進歩 |
| Authors | 真弓俊彦, 有嶋拓郎, 高橋英夫*, 武澤純 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 名古屋大学医学部救急部・集中治療部 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 22 |
| Number | 3 |
| Page | 171-175 |
| Year/Month | 2001/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | 「はじめに」以前から敗血症性ショックの制御が多数試みられてきたが, 現在でもその死亡率は以前として高い. 近年, 種々の遺伝子多型が解明され, その一部は敗血症との関連も報告されている. そこで, 今回はその概略を解説する. 「遺伝子多型とは」臨床の現場では, 同じような状態と思える患者でも, 軽快, 回復する患者もあれば, 悪化, 死亡する患者も存在する. また, 同じような状態の患者に, 同じ治療を行っても, それが効果を上げる場合もあれば, 副作用を生じてしまう場合もある. 近年, このような, 経過や反応性の差異の原因のひとつが遺伝子多型によるものであることが判明してきた. 顔貌や体型が個人で異なるように, 遺伝暗号である塩基配列も人により多くの部位で異なっており, それがある一定の頻度以上存在するものを遺伝子多型と呼ぶ. 遺伝子多型には以下のような種類がある1). |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | 遺伝子多型, Single nucleotide polymorphism：SNP, 敗血症, 敗血症性ショック |