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Title | 新しいスタチン系薬剤アトルバスタチン |
Subtitle | 薬剤紹介 |
Authors | 大野富雄*, 大島茂**, 谷口興一** |
Authors(kana) | |
Organization | *群馬県立心臓血管センター内科, **群馬県立心臓血管センター循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 22 |
Number | 3 |
Page | 243-246 |
Year/Month | 2001/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」近年, スタチン系薬物を使用したコレステロール低下療法の冠動脈疾患予防効果を実証した大規模臨床試験が次々と報告されている. 冠動脈疾患における積極的なコレステロール低下療法の重要性は確立された感があるが, 理想的なコレステロール値にまで下げることは現在の種々の薬物をもってしても困難なことが多い. 目標を達成しうる強力で安全な薬物が望まれるところであるが, 2000年5月より, 本邦でも現在最も強力なスタチンのひとつであるアトルバスタチンが使用できるようになり, その臨床効果に期待が寄せられている. 「化学構造」アトルバスタチンは1986年米国ワーナーランバート社により合成されたHMG-CoA還元酵素阻害剤である. その構造と代謝産物を図1に示す. 「薬物代謝, 薬理作用」アトルバスタチンの強いコレステロール低下作用はHMG-CoA還元酵素に対する持続的な阻害作用によるもので, 肝臓における高い集積性と長時間における分布がその効果の強さに反映している. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |